祉医療部定例学習会

 平成18年度 10月 テーマ
 「口腔機能の向上でいつまでも若々しく」 

          講師:我那覇氏 (新地ハロー歯科医院)
我那覇氏を迎えての講座でした。
まず、口の役割は?から始まり、
食べる=摂食と嚥下、話す=発声・発語・構音、息をする=呼吸
   
参加者は 先生から言われた↓下記のことをやってみた
口を開けたまま・舌を出したまま・舌を上顎につけたまま 
唾を飲み込む動作。結果は・・・ 全く出来ない。
このことから、痴呆や障害で口をあけたままの人や
舌がウマく動かない人の機能回復の必要性を実感した。

次に、構音訓練
  「パ」・「ダ」・「カ」をそれぞれ10秒間なるだけ早く発声する
  「」…口を閉める筋=口輪筋の力(口唇閉鎖力)を鍛える
  「」…舌の先=舌尖を鍛える
  「 」…舌の奥を鍛える
      
次に、健口体操=口と舌のリハビリ 実演
むすんでひらいての替え歌で、(口を)結んで、開いて、
舌を出して(アカンベー)、舌を上に舌を下に 
舌を右に 舌を左に 舌をグルグル廻しましょう。。。          
◎頬を全体を膨らせ次に右頬→左頬→唇の上→唇の下 と
次々に膨らませる   
 他に舌尖で 頬の内側を強く押す訓練などもある
 唾液腺(耳下腺・ 額下腺・舌下腺)を指圧し刺激する。   

ブラッシングを上手にする事!!どんな高価な歯磨きを使っても、
歯の磨き方が悪かったら意味が無い

☆口腔機能向上プログラム
関るのは 歯科医師・歯科衛生士・看護師・言語聴覚士
内容=「口の役割について」「口のまわりの筋肉について」
    「口腔内観察」「口腔内・義歯の清掃方法」
    「気道感染予防について」「低栄養予防について」
    「元気を保つ食事について」などのレクチャーと
    「口腔機能体操」「構音訓練」「唾液腺マッサージ」
などのトレーニングを行う。 (自分で調べた内容も含む)

☆カラオケも 転倒防止・ウツ防止・認知症防止・閉じ篭り防止などの
機能回復訓練になるのでお薦め!!
しかし、ただ歌うのではなく シッカリ立って 
首や顎 脇 腹 膝の筋肉を鍛えながら 歌うこと。。。

やはり なにより上手な歯磨きが一番のポイントだな。。


上記の手記はアランさんの了承を得てブログから抜記しました。

 我那覇先生からのメッセージ
私も皆様の反応の良さにやりがいがありました。
今後とも、歯科医療・口腔介護の面で皆様の知的好奇心を刺激し、
毎日が、どきどき、わくわく、するような人生を歩むお手伝いが
出来たらと思います。今後ともよろしくお願いいたします

参加者の声(アンケートより)
●口腔機能が健康にとても関係しているという事がよくわかり
  為になりました、楽しい講演でした
●91歳になる実母が10年ほど前から痴呆がはじまりました。
  周りの同様の方々をみているうちに大多数の方が入れ歯でした。
 すべて自分の歯という方はいませんでした。
 私はその経験から80−20運動は遠いなあと感じました、
 そのことを確かめたくて参加。
●知っているようで知らなかった口腔のいろんな話が聞けて
 参加してよかったです
写真は会合風景です
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